よくある質問
FAQ

よくある質問

当院によくお寄せいただくQ&Aをまとめました。
内容をご確認いただき不明点や確認事項などございましたら気軽にお問い合わせください。

リンパ浮腫の基礎知識

症状・分類

  • リンパ浮腫の初期症状を教えてください。

    手足が太くなる前の初期段階では、張り・痛み・重だるさ・疲れとして感じられることが多いです。朝にむくみが引いている場合でも、すでに画像検査で異常が検出されていることがあります。

  • リンパ浮腫の重症度はどのように分類されますか?

    国際リンパ学会の分類に基づき、0期(潜在性)からIII期(後期・線維化)までの段階があります。ICG蛍光リンパ管造影で初期の変化(I期、II期初期)を捉えることが重要です。

  • リンパ浮腫を放置するとどうなりますか?

    腕や足が太くなるだけでなく、皮膚が厚くなり、皮下組織が硬くなります。進行すると蜂窩織炎(ほうかしきえん)のリスクが高まり、さらに悪化すると象皮症(ぞうひしょう)に至る可能性があります。

  • 蜂窩織炎(ほうかしきえん)とはどのような病気ですか?

    皮膚・皮下脂肪層の感染症で、リンパ浮腫患者では高熱が出ることがあり、重度の場合は緊急入院が必要です。蜂窩織炎を起こすと、リンパ浮腫自体が悪化する悪循環に陥ります。

日常生活

  • リンパ浮腫の予防や悪化を防ぐために、日常生活で気を付けることは何ですか?

    以下の3つのポイントに注意してください。

    【体重コントロール】
    体重増加はリンパ液を運ぶ能力に悪影響を及ぼします。

    【運動】
    筋肉のポンプ作用でリンパ液の流れを促します。

    【感染予防】
    リンパの流れが滞った腕や脚は免疫機能が低下している可能性があるため、以下のような注意が必要です。

    ・傷をつけない
    ・排水口の掃除では手袋をする
    ・水虫に注意する

  • セルフチェックはどのように行えばいいですか?

    腕や脚の決まった場所で太さを測ることをお勧めします。計測する場所や時間帯を毎日同じにすることが重要です。朝と夕方の差が大きくなった場合も、リンパの運搬能力が低下している可能性があります。

診察・検査・診断について

受診について

  • どのような症状が診察対象でしょうか?

    がん治療に伴うリンパ節郭清や、放射線治療後に起こるリンパ浮腫が診察の対象です。リンパ節郭清によりリンパの流れが悪くなり、浮腫が起きます。初期は痛みや重だるさがありますが、その後は症状が軽くなり放置してしまいがちです。初期の段階で治療することで、進行を遅らせることができます。詳しくは当院ホームページをご参照ください。

  • いつ受診するのがベストですか?

    がん治療(リンパ節郭清や放射線治療など)のあとに、むくみ・左右差・重だるさ・張りなど「いつもと違う変化」に気づいた時点で、できるだけ早くご相談ください。リンパ浮腫は早期に発見し対処することで、重症化を防ぎ、良好な状態を保ちやすくなります。

  • 一回の診察はおおよそどの程度かかりますか?

    診察内容や検査の有無により前後しますが、30分~60分程度いただいております。

  • 受診にあたって必要なものはありますか?

    保険証(マイナ保険証を含む)をご持参ください。紹介状や治療経過が分かる資料(手術内容・治療内容など)をお持ちの場合は、あわせてご持参いただくと診察がスムーズです。

  • セカンドオピニオンは可能ですか?

    はい、可能です。

検査について

  • 当日検査は受けられるのでしょうか?

    当日の検査は、予約状況や症状によりご案内できる場合があります。ご希望の方はご予約時にお申し出ください。

  • ICG蛍光リンパ管造影とはどのような検査ですか?

    インドシアニングリーン(ICG)という造影剤を使用し、リンパ管の機能を可視化する検査です。リンパシンチグラフィよりも早期のリンパ管の異常を検出できると報告されています。

  • ICG検査が受けられない場合はありますか?

    ヨードアレルギーのある方は使用できません。その場合は、超音波検査(エコー検査)のみでリンパのうっ滞の兆候をチェックすることができます。

  • ICG検査の所見が陽性(異常あり)の場合、すぐにLVA手術が必要ですか?

    ICG検査で異常が見つかった場合、慢性リンパ浮腫に発展するリスクが高いと判断されます。初期の変化が出ている段階でLVA手術を行うことで、高い治療効果が期待できるため、早期の治療開始をお勧めします。

治療法の選択と費用

治療法の比較

  • 自分のリンパ浮腫の状態にあった治療方法がわかりません。

    リンパ浮腫の治療法は、症状の程度や進行度によって異なります。初期段階では保存的治療(複合的理学療法)が基本となり、進行した場合や保存的治療で効果が不十分な場合は、LVA手術などの外科的治療を検討します。当院では、ICG検査などで病態を正確に評価し、患者様の状態に最適な治療法をご提案いたします。まずはご相談ください。

  • 保存的治療とはどのようなものですか?

    複合的理学療法と呼ばれ、以下の4つの主要素があります。

    ・スキンケア:清潔と保湿
    ・医療リンパドレナージ:専門家によるマッサージ
    ・圧迫療法:弾性ストッキングや包帯の使用
    ・運動療法:圧迫下での運動

  • LVA手術と他の外科手術(リンパ節移植術や脂肪吸引術)の違いは何ですか?

    機能再建手術としてLVAとリンパ節移植手術(LNT)、減量手術として脂肪吸引術(LS)があります。LVAは局所麻酔・日帰りで身体的な負担が極小ですが、LNTやLSは全身麻酔・入院が必要で侵襲性が大きいです。

費用について

  • 予防的LVA手術は保険適用になりますか?

    リンパ浮腫と診断されていない時に予防的に行うため、保険は適用されません。

  • LVA手術にはどのくらい費用がかかりますか?

    手術費用は健康保険の対象となります。また、高額療養費制度の適用があります。民間の医療保険の対象にもなります。

  • 手術中に追加費用が発生し、後から請求されることはありますか?

    原則として保険診療の範囲で行います。なお、診断書など各種書類の発行や、追加の検査が必要な場合は別途費用が発生することがあります。

LVA手術(リンパ管細静脈吻合術)の詳細

手術の特徴

  • LVA手術とはどのような手術ですか?

    リンパ管細静脈吻合術といって、下肢や上肢でリンパ管と静脈のバイパスを作り、新たなリンパ管の流れを作る手術です。局所麻酔をし、顕微鏡を覗きながら直径0.5mm前後のリンパ管と皮下静脈を吻合し(つなぎ合わせ)ます。

  • LVA手術はなぜ早期のリンパ浮腫に効果が高いのですか?

    LVAによるバイパスは、リンパ管自体のポンプ機能によってリンパ液を流す仕組みです。リンパ浮腫が進行するとリンパ管の機能が消失し、バイパス手術の効果が得られなくなります。そのため、機能が保たれているリンパ管でバイパスを作ることが重要です。

  • LVA手術はどのような医師が行えるのですか?

    LVAは非常に高度な「スーパーマイクロサージャリー(超微小外科)」の技術を要する手術で、直径0.5mm以下の血管やリンパ管をつなぎ合わせる技術を持つ、熟練した医師のみができる手術です。

  • なぜ日帰り手術が可能なのですか?

    低侵襲で体への負担が少なく、小切開で痛みの少ない局所麻酔で手術を行うことができます。術直後から水分や食事の経口摂取、歩行などが可能です。

  • LVA手術での入院期間はどれくらいですか?

    大学病院などでは入院で行われることもありますが、銀座リプロ外科では日帰りの手術が可能です。

術前準備・当日

  • 手術当日に禁止される食事や運動はありますか?

    手術当日の制限は特にありません。ご来院の3時間前までにお食事をお済ませください。手術終了後は、すぐに立って歩いてご帰宅いただけます。手術当日のみ、ご自宅で安静にお過ごしください。

  • 手術当日に必要なものはありますか?

    保険証と、高額療養費制度をご利用の場合はそちらもお持ちください。

手術と術後

  • LVA手術の傷跡は残りますか?

    皮下脂肪の厚さによって1cm未満~2cm程度の切開が必要です。体質にもよりますが、傷跡はほとんどの場合とても薄くなり、気になるほどの傷跡にはなりません。

  • LVA手術後の抜糸は必要ですか?

    傷の閉じ方により異なります。抜糸が必要な場合は、術後の診察時に時期も含めてご案内します。

  • 手術後どの程度で帰宅できますか?

    手術が終わり次第、すぐにご帰宅いただけます。

  • 手術後も治療は続けなくてはなりませんか?

    術後に症状改善がみられても、再び症状が出るリスクを軽減するため、原則として弾性着衣による圧迫療法は継続して行ってください。当院では、術後のケアや弾性着衣の履き方など、なんでもご相談いただけるリンパスリム外来を併設しています。お気軽にご利用ください。(完全予約制)



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